LB培地の調整方法とその歴史
LB培地(Lysogeny Broth medium)は多くの研究に用いられている、 非常にメジャーな培地ではないでしょうか。 今回はLB培地の歴史を少し紹介し、作製方法も示します。
ライフサイエンスプロジェクト
LB培地(Lysogeny Broth medium)は多くの研究に用いられている、 非常にメジャーな培地ではないでしょうか。 今回はLB培地の歴史を少し紹介し、作製方法も示します。
3M 酢酸ナトリウムの調整方法を示します。無水物と三水和物がありますが、 基本的な実験において用いられるのは三水和物が多いです。 これは三水和物の酢酸ナトリウムが水に溶け易く好んで使われてきた経緯があると思います。 また、以下に紹介するにあたってpH5.2とpH7.0の二通りのmethodを示します。 pH5.2は主にRNA用に、pH7.0では主にDNA用に向いているそうです。
2009年より始まっているサービス、ライフサイエンス 新着論文レビューの紹介です。 ブログ形式で、トップジャーナルに記載された日本人著者の解説を載せています。
imageJを用いて画像の面積を測る方法を紹介します。 まずは簡単に面積(単位はピクセル)を測る方法を述べた後、 スケールを合わせた場合はどうなるかまで一連の流れを紹介します。
今回はバンバンカーを利用した細胞凍結法を紹介します。 一般的にはDMSOやグリセロール、血清などを用いることが多いですが、 段階的な凍結(予備凍結)が必要になったり、生存率がよくなかったりします。 バンバンカーは10% DMSO含有の無血清タイプ細胞凍結保存液です。 良い点としては、まず無血清であること。 予備凍結をせず-80℃に入れることが可能であること。 試薬の調整がいらないこと。などが挙げられます。
培養細胞を手に入れるときは、 大抵は凍結した細胞をもらうと思います。 もちろん同じ研究室のメンバーから培養した状態で渡されることもありますが、 まず大抵は凍結しています。今回は細胞を始める際の一番最初のステップ。 凍結細胞を起こすところから始めます。
imageJにてROI Managerの紹介をします。 どのような時に便利なのかというと、 一枚の画像から複数の選択をしたい場合に役に立ちます。 今回はミトコンドリアの画像を用いて紹介します。
BioNumbersというサイトがあります。 2007年にスタートしたハーバード大学発のサイトです。 分子生物学などバイオにおける様々なキーワードにまつわる数を教えてくれます。
肝臓はその高い再生能力が古くより知られています。 ギリシア神話でも肝臓の再生について言及があります。 ギリシア神話においては、 ゼウスの怒りをかったプロメテウスは磷付にされて、 ハゲタカに肝臓をついばまれますが、 不死のプロメテウスはあくる日には再生してしまうというものです。 今回はそんな肝臓の役割について紹介します。
酢酸は様々な所で私たちの役に立っています。 一方、酢酸といわれて思い出すのが酢でしょう。 酢はおよそ3~5%の酢酸が入っており、 私たちがよく言う酢の臭いとはすなわち酢酸の臭いでもあります。 酢酸自体は弱酸であり、 危険物として指定されているため取り扱いには気をつけてください。 研究をする上で、酢酸ナトリウムバッファーなどの作製に使われるのが、3 M 酢酸です。 3 M酢酸の作製法を以下に示します。 3M 酢酸ナトリウムではありませんので混同しないようにしてください。