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博士号(Ph.D.)をとるまでの道のりをイラストで示すと。。。

明治時代あたりには"末は博士か大臣か"などとも言われたそうですが、もうそのような時代は終わってしまいました。 博士号取得はあくまでも途中経過であり、生かすも殺すも個人次第。 このような博士出身者に厳しい現状を知った上であえて博士課程に進学する学生には是非頑張っていただきたいと思います。 さて、博士号取得までの道のりはどのようなものなのでしょうか。 さきに言ったように"博士号"とは非常に多様な分野です。 明治時代に作られた博士号は理学、工学、医学、法学、文学から始まりましたが、 現在では実に100を越える博士号が存在します。 こうした多種多様な分野において博士号の意義を伝えるのはなかなかに難しいです。 今回、紹介するのはユタ大学のMatt Might博士が紹介している"The illustrated guide to a Ph.D."を紹介します。 視覚的に博士号取得がどういったものかを教えてくれます。

1 M 塩化カルシウムの調整(CaCl2)溶液の調整

塩化カルシウムは英語でCalcium Chloride、分子式はCaCl2です。 PBS(+)の調整をはじめとしカルシウム濃度の調節に良くしようされています。 他にも無水塩化カルシウムは乾燥剤、除湿剤として使用されるなどしています。 海水の成分でもあり、毒性も少なく、研究活動においては非常に汎用性のある試薬です。 今回は、1 M 塩化カルシウムの作り方を紹介します。

5 M 塩化ナトリウム(NaCl)溶液の調整

塩化ナトリウム(sodium chloride)は名前の通りナトリウムの塩化物です。 安価で安全な試薬であり、私たちの日常生活では食塩の主成分でもあります。 (といっても主成分のみのため、食塩のいわゆる"うまみ"はありません) そして、私たちが生きていくために必要なナトリウム摂取の大半はこの塩化ナトリウムです。 これは海水中に含まれる塩分の実に8割近くが塩化ナトリウムであることからもわかります。 研究において塩化ナトリウムは塩溶液として、そして培地の作製などに使われることが多いです。 今回は、5 M 塩化ナトリウムの作り方を示します。

対物レンズに記載されている表記は何?

皆さんは顕微鏡を使ってらっしゃるでしょうか。 今回は対物レンズのお話です。顕微鏡を扱っていれば対物レンズの知識が必要不可欠です。 もちろん知識がなくても撮影はできます。 ですが、研究者として使用するツールを理解しないままに使うことは真の研究者とはいえないのでしょうか。

8% 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)溶液の調整

細胞培養の際によく扱われるのが、 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)です。別名、重炭酸ナトリウムもしくは重炭酸ソーダと呼ばれています。 普段の生活では重層と呼ばれています。主に研究活動においては、 細胞培養の際に、pH調整のためのバッファーとして用いられます。

imageJでバンドパターンを測る

上記のようなタンパク質の場合にしても、 DNAの場合にしても、 バンドパターンの解析を行うためには、 画像の見た目だけでなく、 定量的な測定を求められることが多々あります。 それぞれのピークの面積まで算出しています。 わかりやすところですと、 テロメアの解析などが良く使用されるのではないでしょうか。 imageJにはAnalyze>Gelsという専用のツールが入っており、 簡単に測定をすることができます。 今回は、SDS-PAGEの画像を利用して、 バンドパターンの測定方法を示していきます。

1 M 塩化マグネシウム(MgCl2)の調整

塩化マグネシウム(magnesium chloride, MgCl2) 主な目的は溶液中にマグネシウムイオンを加えるためです。 塩化マグネシウムの塩素イオンが阻害的に働くような場合には、 酢酸マグネシウムなどが必要とされることがありますが、 多くの場合、 塩化マグネシウム溶液さえ作ってしまえば事足りるでしょう。 では、1 M 塩化マグネシウムの作製方法を以下に示します。

5 N 水酸化カリウム(KOH)の調整

水酸化カリウム(potassium hydroxide)は強い吸湿性、および腐食性があります。 別名、苛性カリ(caustic potash)とも呼ばれており、 水酸化ナトリウムに比べて強い塩基性をもっています。 バッファーの作製などの際に、pH調整として用いられることが多いです、 水酸化カリウム溶液の1 Mはアルカリ度1規定になるので1 Nになります。 よって今回作製するものは5 Nですので、5 Mの水酸化カリウム溶液を作製するということになります。

TBE緩衝液(5x TBE buffer)の調整

TBEとはTris Borate EDTAを指しており、 過去に紹介したTAE Bufferと同様に電気泳動で緩衝液として扱われているバッファーです。 今回はTAE緩衝液との比較と、TBE緩衝液の作製方法を紹介します。

超解像度顕微鏡のあれこれ〜SIM, STED, PALMの分解能の違いは何?〜

生物学者が扱えるような超解像度顕微鏡がデビューしたのは少し以前の話になります。 しかしながら、デビューしても扱う機会は大変少なかったのではないでしょうか。 多少なりとも時間が過ぎた、まさに今、だんだんと使用者が増えているように感じます。 簡単にですが、 これら超解像度顕微鏡がそれぞれどのような空間分解能をもっているか簡単に紹介したいと思います。