試薬一覧

30% アクリルアミド溶液の調整

ウエスタンブロッティングなどに必要となるのが、ポリアクリルアミドゲル。 そのゲルの作製に必要な物が、アクリルアミド溶液です。 このアクリルアミド溶液にAPSとTEMEDを加える事で、重合反応を起こし、ポリアクリルアミドゲルができあがります。 本エントリーではゲル作製用の30%アクリルアミド溶液の作り方を紹介します。

NO IMAGE

脱色液の調整

CBB染色の後、脱色をするための溶液の作り方です。今回の記事で紹介する脱色液の作製方法は1Lになるよう計算をしていますが、 大量に使用することも多々ありますので、5 Lや10 Lなどで調整しておいても問題ないでしょう。

CBB染色液の調整

CBBとはCoomassie Brilliant Blue(クマシーブリリアントブルー)の略称です。 もともとは羊毛を染める為に開発された酸性の染料だそうです。 このCBBはタンパク質に吸着する性質を持っており、 簡単にほとんどのタンパク質を染めることができるため、 よく分子生物学の実験で利用されます。 CBB染色液もしくはCBB溶液などと言われることが多いです。

SIGMA-ALDRICHによる実験プロトコール

SIGMA-ALDRICHの実験プロトコールが、 オンライン上に、じっけんレシピとして紹介されています。 生物・ライフサイエンス系のプロトコールでは、 分子生物学や抗体、組織染色から細胞培養まで、 LSPではカバーできていない実験手法が多く記載されています。 本記事では、各項目の記載事項を一覧にして表示をしています(2013/6/10時点)。

7.5M 酢酸アンモニウム(NH4OAc)の調整

酢酸アンモニウム(ammonium acetate)溶液の作製方法です。 エタノール沈殿の際に、塩として酢酸アンモニウムを加えます。 同様によく扱われる、酢酸ナトリウムと比べると、 dNTPへの溶解度が高いため、dNTPの除去に有為に働きます。

PEG溶液の調整

PEGとはポリエチレングリコール(polyethylene glycol)のことです。 エチレングリコールが連続的に重合した高分子化合物(ポリエーテル)になります。 重合の度合いによって、呼び方が代わり50,000を超えるとポリエチレンオキシド。 50,000以下でPEGと呼ばれます。 主にDNAの沈殿に使用され、PEG沈殿と呼ばれます。

TNEバッファーの調整

TNEバッファーもしくはTENバッファーです。 TE溶液にNaCl(塩化ナトリウム)を加えることで、 生理的な塩濃度に近づけています。

DNA抽出溶液の調整

DNAやRNAをプロテイナーゼKを用いて抽出する際に必要になるのがDNA抽出溶液です。 よく用いられるのはTEN溶液にSDSを加えることが多いのではないでしょうか。所属する研究室ごとにも少しずつプロトコールに違いがあるはずです。 NaClを加えない方もいますし、各溶液の濃度も参考文献によって異なっています。 今回紹介するDNA抽出液はあくまでも一例となりますので、 ご自身の研究室のやり方と比べた上で考えてください。

200 mM グルタミン溶液の調整

細胞培養の際、培地に後から加えるのがL-グルタミン(L-Glutamine)です。 後から加えるのは、グルタミンが水溶液中だと失活しやすいためです。今回は200 mM グルタミン溶液の調整方法を紹介します。

プロテイナーゼKのstock溶液

プロテイナーゼK (Proteinase K)はセリンプロテアーゼの一種で、 私たち生命科学者の間では主に核酸の抽出に使用されます。 別名、エンドペプチダーゼ K (endopeptidase K)。 人によってはプロティナーゼ Kだったり、プロテナーゼKという方もいます。 今回はストック溶液の作り方を紹介します。