7.5M 酢酸アンモニウム(ammonium acetate)の作製方法です。
エタノール沈殿の際に、塩として酢酸アンモニウムを加えます。
同様によく扱われる、酢酸ナトリウムと比べると、
dNTPへの溶解度が高いため、dNTPの除去に有為に働きます。
一方で、T4ポリヌクレオチドキナーゼや、
一部の制限酵素、DNAリガーゼなどを阻害してしまいます。
総じて、汎用性が高いのは酢酸ナトリウムでしょう。
また、オートクレーブにはできない試薬のため、
滅菌を行なうにはフィルター滅菌を使うことが求められます。
wikipediaより転載
[Materials]
・酢酸アンモニウム( CH3COONH4, NH4OAc ) MW=77.08
7.5 M 酢酸アンモニウム* | |||
試薬 | 使用量(50 mL) | 使用量(100 mL) | 最終濃度 |
NH4OAc |
28.9 g | 57.8 g | 7.5 M |
超純水 | to 50 mL | to 100 mL | – |
*10Mで作製する場合もあり、その際には100 mLだと77g必要になる
[Method]
1. 超純水 60mLをビーカーに入れてスターラーでまわしながら、 57.8 gのNH4OAcを測りとり、加えていく
2. 100 mLまでメスアップする
3. フィルター滅菌
4. フタをしっかりと閉めて、4℃冷蔵庫もしくは-20℃冷凍庫にて保存
参考文献
・ | Wikipedia contributors. “酢酸アンモニウム.” Wikipedia. Wikipedia, 1 Apr. 2013. Web. 26 May. 2013. | ||
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