CBB染色の後、脱色をするための溶液の作り方です。
CBB染色液の作製については以下のエントリーを参考にしてください。
今回の記事で紹介する脱色液の作製方法は1Lになるよう計算をしていますが、
大量に使用することも多々ありますので、5 Lや10 Lなどで調整しておいても問題ないでしょう。
[Materials]
・メタノール
・酢酸
CBB染色液 の調整 | ||
試薬 | 使用量(1 L) | 最終濃度 |
メタノール | 50 mL | 5%(v/v) |
酢酸 | 70 mL | 7% (v/v) |
水 | 880 mL |
[Method]
1. メタノール、酢酸、水をそれぞれ混ぜ合わせる。
2. 常温にて保存。
CBB染色液の脱色に使用後、色がついた脱色液は、キムワイプや活性炭と一緒に入れておくと色素が吸着され、再利用することができる。使用済みの脱色液を集めるフタつき容器を作っておけば使い易い。再利用が多くなると、脱色の効率がわるくなってくるので、その際には新しく作り直す。
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参考文献
・ | Meyer, T. S.; Lambert, B. L. (1965). “Use of Coomassie brilliant blue R250 for the electrophoresis of microgram quantities of parotid saliva proteins on acrylamide-gel strips”. Biochimica et Biophysica Acta 107 (1): 144–145. . PMID 4159310. | ||
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