5 M (および3 M)酢酸カリウム(KOAc)溶液の調整

酢酸カリウム(potassium acetate)は酢酸のカリウム塩です。

実験においては大腸菌からDNAを回収する際のアルカリ溶解法に使用されることが多いでしょうか。

今回は5 M, および3 M の酢酸カリウム溶液の作製方法を紹介します。

wikipediaより転載

[Materials]

・酢酸カリウム CH3COOK MW=98.14

・超純水

5 M  KOAc 溶液 の調整
試薬  使用量(200 mL)   使用量(500 mL)   最終濃度 
 CH3COOK  98.14 g  245.35 g  5 M
 超純水  200 mL  500 mL

3 M  KOAc 溶液 の調整
試薬  使用量(200 mL)   使用量(500 mL)   最終濃度 
 CH3COOK  58.89 g  147.21 g  3 M
 超純水  200 mL  500 mL

[Method]

(5 M ,200 mLの場合)

1.  試薬を98.14 g はかりとり、160 mLの水に溶かす。

2. 溶けたことを確認したら200 mLまでメスアップする。

3. オートクレーブ。

4. 室温、もしくは4℃にて保存。

身近なところですと、消化剤として消化器に入っていたり、

除氷剤として滑走路などにも使われているそうです。

詳しくはwikipediaをご覧下さい。

参考文献

Wikipedia contributors. “酢酸カリウム.” Wikipedia. Wikipedia, 15 Apr. 2012. Web. 14 Oct. 2012.
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