CGで可視化したDNA

TEDにドリュー・ベリー氏の「不可視な超微小生物世界のCG」が挙っています。

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TEDより転載

TEDの紹介文では、以下のように述べられてます。

分子や分子の動作を直接観察する方法はありません。ドリュー・ベリーはこれを変えるため、研究者がこれまで観察できなかった細胞内で起こる変化の過程をCGにしました。TEDxSydney で紹介する アニメーションは科学的に正確なだけでなく見る人を楽しませてくれます。

ベリー氏のバイオグラフィも簡単にですが日本語訳して載せておきます。

Drew Berryはバイオメディカルアニメーターです。科学的な精密さと美しさに富んだアニメーションを用いて、体内の微小生物世界を視覚化していきます。Draw Berryの仕事は、これまでにグッゲンハイム美術館やNY現代美術館、王立協会やジュネーブ大学でも展示されていました。2010年にはMacArthur Fellowship(天才賞)を受賞しています。

サイエンスの性質として、目では見る事ができないのは多々あることではないでしょうか。

これらを解決するために、昔はスケッチをしたりしていたわけですが、

ベリー氏はCGにてそれを行なっています。

動画中でも言及していましたが、

どんなに口で説明しても専門用語が飛び交っては理解のハードルは高いままです。

論じるより見せるが易しとでも言えば良いのでしょうか、

映像化は人々に伝えるハードルを取り除いてくれることがあります。

例えばDNAの複製。

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TEDより転載

例えばDNAのクロマチンによる凝集。

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TEDより転載

例えば染色体の動原体の構造。

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TEDより転載

上記にある通り、今回はDNAの複製から分裂などを紹介しており、一見の価値があります。

ベリー氏が受賞している MacArthur Fellowship(天才賞)については過去にクモの研究をしているシェリル・ハヤシ博士の記事で述べているのでこちらを参考にしてください。

興味が出た方は下記のリンクからドリュー・ベリーの仕事をご覧頂けます。

http://www.wehi.edu.au/education/wehitv/

関連記事にはCGの作品を載せてあります。

The inner life of a cellはなかでもおすすめですので、こちらもご覧下さい。

関連記事

XVIVO Scientific Animation Demo Video

The inner life of a cell

ミトコンドリア

One Body

体細胞分裂

出典

ドリュー・ベリー「不可視な超微小生物世界のCG」TED

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