imageJにてcurve fittingを行う方法を紹介します。
curve fittngがどういうものかについては曲線あてはめ(wikipedia)を参照してください。
imageJでcurve fittingにあたっては縦軸と横軸それぞれの情報をExcelなどで作製しておくと便利です。
ではまず、メニュバーから
Analyze>Tools>Curve Fitting…
を選択してください。
上記のようなウインドウが開かれると思います。
既に数値が入力されている状態で開かれます。
この数値は、左側の列がX軸(横軸)の値。右側の列がY軸(縦軸)の値です。
実際に、皆様が実験を行う際にはここにそれぞれ必要なプロットの値を打ち込む必要がでてきます。
もしも先にExcelで数値を入力している場合でしたら、それをそのままコピー&ペーストすることもできます。
その場合にはExcelの枠が一緒にでてきますが、(私の確認する限り)問題なく働いています。
そうしたら、Straight Lineの所をクリック。
これは、どんな近似曲線の式を適用させるかを選ぶところになります。
多くの実験の場合、求められる式というものは決まっているはずです。
なので、それぞれ必要な式を選択しましょう。
ここでimageJの役に立つところはuser defineにてここにはない式についても導入することができます。
user defineのやり方についてはまた次回書こうと思います。
次にstraight lineを選んだ状態でデフォルトの数値のまま最初にでてきたウインドウのFitを選択してみましょう。
結果が表示されます。
見るとわかる通り、近似するにあたって使用した式がでてきます。
aが係数、bが切片の値です。R^2値もでてきます。
さらにlogが表示されたウィンドウも表示されます。
こちらは必要でしたらExcelなどにコピー&ペーストしてしまってもいいでしょう。
同様の事が他の式にあてはめても結果がでます。
Fitする前にメインウィンドウのshow settingにcheckを入れておけば、
細かい設定をすることも可能です。
非常に簡単に求まりますので、是非ご利用ください。