塩化カリウム(potassium chloride, KCl : wikipedia)は、主に塩濃度の調節に扱われています。
例えば、PBSの作製などが挙げられます。
wikipediaより転載
塩化カリウム自体は自然界から簡単に得られるものであり、にがりの一成分でもあります。
溶液中では塩化カリウムは電離してカリウムイオンになります。
カリウムは、私たちが生きるために摂取する必要のある必須ミネラルでもあり、植物も同様であります。
今回は、研究にて良く用いられる1 M 塩化カリウム溶液の作製方法を紹介します。
(一緒に3 M 塩化カリウム溶液も載せておきます。)
[Materials]
・塩化カリウム KCl MW=74.55
・超純水
1 M KCl溶液 の調整 | |||
試薬 | 使用量(200 mL) | 使用量(500 mL) | 最終濃度 |
KCl | 14.9 g | 37.3 g | 1 M |
超純水 | 200 mL | 500 mL |
3 M KCl溶液 の調整 | |||
試薬 | 使用量(200 mL) | 使用量(500 mL) | 最終濃度 |
KCl | 44.7 g | 111.9 g | 3 M |
超純水 | 200 mL | 500 mL |
[Method]
(1 M KCl, 500 mLの場合)
1. 試薬を37.3 gはかりとり、400 mLの水に溶かす。
2. 500 mLまでメスアップ
3. オートクレーブ。
4. 室温、もしくは4℃にて保存。
参考文献
・ | Wikipedia contributors. “塩化カリウム.” Wikipedia. Wikipedia, 31 Aug. 2012. Web. 6 Sep. 2012. | ||
・ | じっけんレシピ(PDF), SIGMA-ALDRICH | ||
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