学生の方の卒論の時期が近くなるにつれて、
指導者する立場の方は色々と悩むことが多くあると思います。
発表する内容そのものはもちろんですが、論文の形式であったり、発表するスライドなどなど。
卒論そのものは形式が決まってることが多いのですが、
発表で扱うスライドは、そうは行きません。
また、一方で、発表をするスライドについて、
指導する方によっては、困っている学生の方もいると思います。
内容もしっかりまとまっている
よくよく話を聞くと面白いようだ
でも発表を通して聞くと全く面白みが伝わってこない。
そんなことが、多々あります。
そこで、おすすめなのが、
伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザインというウェブサイトです。
デザインを通して研究発表の質を高めることができます。
伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザインより
このウェブサイトは、
東北大学 学際科学フロンティア研究所の高橋佑磨博士と、
日本女子大学 理学部 物質生物科学科の片山なつ博士が制作を行っています。
極端な例となってしまいますが、こんなスライド。
伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザインより
このウェブサイトで学ぶと、こうなります。
伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザインより
伝えたいことがすぐにわかりますね。
これだけでなく、
目次を見ていただけると、必要な情報が一通り入っていることがわかるかと思います。
伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザインより
是非、学生の皆さんは一度訪れていただければと思います。
デザインが問題で、自分が伝えたいことが伝わらない、ってことは減るのではないでしょうか。
最近は、TEDなどのようなプレゼンの形式も多く有りますが、
研究発表というものは似て非なるものと考えて望んだほうが無難かもしれません。
指導者の方で、学生の方の発表スライドの修正などに一つずつ教えてあげることは大切ではありますが、
人数が多かったりすると、非常に大きな負担になってしまいます。
こちらのウェブサイトを参考にしていただき、
学生の方に、スライド自体を考察する機会を与えてあげるのも一つではないでしょうか。
最後に研究発表というものは、”慣れ”によって多くの場合、改善されていくと私個人は考えています。
これは場数を踏んでいくのが一番の近道でしょう。
もちろんスライドが見にくくても、立派で感動的な研究発表をする方もいます。
これはスライドデザインは研究発表などでは一要素でしかなく、研究発表自体は複数の要素によってなりたっているからでしょう。
そういった複数の要素の中で、
スライドデザインは、研究発表の場数が少ない方でも十分に準備することができる要素ではないでしょうか。
是非、一度訪れてみてください。
スライドだけでなくポスターなどについても、記載してあります。