アメリカ、カリフォルニア州のシリコンバレーといえば、
AppleやGoogle、Facebookといった有名IT企業の本拠地があり、
今もなお、多くのITベンチャーが業を起こす非常に興味深い土地柄です。
そして、シリコンバレーは、
ITベンチャーだけでなくバイオベンチャーにとっても重要な拠点です。
昨今では、一時あったようなバイオベンチャーの熱も下がりつつありますが、
それでもなお、シリコンバレーがバイオベンチャーのメッカであることは変わりないと思います。
このシリコンバレーの地における、
バイオベンチャーの事情を知ることができる機会を、
日本人向けに提供しているのが、
Japan Bio Communityによる、JBC シリコンバレー・バイオ合宿です。
例年は3月に開催されていましたが、
2014年は、9月18日(木)-21日(日)で開催とのことです。
応募締め切りは6月10日(火)
参加費は、社会人750USドル、学生600USドルで、航空券などは別途調達の必要があります。
LSPメンバーは残念ながらこの合宿に参加した経験者はいませんが、
主催者の方と話をさせて頂く機会があった際に、
非常に素晴らしいプログラムだと感じることができ、
こうして案内をさせて頂いております。
Japan Bio Communityのウェブサイト:
2014年のJBC シリコンバレー・バイオ合宿に関する投稿:
http://www.jbcbio.org/2014/04/jbc-2014_27.html。
過去の参加者のコメントなどもウェブサイトの中にあるので、
是非、興味のある方は、読んでみていただければと思います。
ウェブサイトに記載されている、JBCからのコメント下記の通り引用させていただきます。
ここ数年、世の中の変化とともにバイオ・ライフサイエンスを取り巻く状況も大きく変化しています。今後も変化は続いてゆくでしょうし、先行き不透明な時代ですから、過去にとらわれないクリエイティブなcareerを考えてみるのは決して無駄なことではありません。本合宿は、既存の枠にとらわれず、参加されるみなさんが様々な可能性に触れることができるプログラムだと、主催者である私たちは考えています。シリコンバレーはIT産業だけでなくバイオテック発祥の地でもあり、GenentechやGileadなどを始めとして多くのバイオ企業やバイオベンチャーが集積している土地です。本プログラムは、当地で仕事をしている日本人研究者やビジネスパーソンたちによるセミナーや座談会、大学や企業訪問などを通して、シリコンバレーのバイオ産業、研究やビジネス環境に触れていただく機会を提供すべく、3泊3日の短期集中合宿形式で行われます。期間中は毎晩、上記のシリコンバレーインサイダーを囲んでの懇親会が開かれますので、参加者同士の交流と合わせて、個人の旅行では決して体験できないものになります。将来のキャリアパスについても、間違いなく有益な話ができる機会です。そして一口にバイオ分野といっても、人生にはこんな歩み方もあるんだという発見があるはずです。(via Japan Bio Community) |
私の個人的な感想になりますが、
日本においてバイオの分野を出身とする学生のキャリアは、
アカデミックか、企業の研究職か、と非常に限られた進路のイメージがあります。
そして、それ以外の分野に進むことに対して、理解が少ないようにも感じます。
科学映像の分野の方と話をしているときに、
科学の分野から映像の分野にくる人は、
落ちこぼれのように言われることがあったとおっしゃっていました。
しかしながら、研究室という閉じた世界において、
ロールモデルが、非常に偏ってしまうのも致し方ないのかもしれません。
インターネットなどで簡単に情報が手に入る今だからこそ、
以前よりも外の情報に触れる機会も増え、考え方も変わっているように思います。
そして、その機会はネットだけではありません。
このJBC合宿もしかり、実際に行ける機会があるのです。
ほんの数日、アメリカに行くだけかもしれません。
しかし、バイオの業界を世界規模で感じることができる機会はまたとなく、
そして、夢と現実を描くことができる、本当に貴重なものとなるのではないでしょうか。
学生の方も、過去には多く参加されているとのことで、
是非ご検討してみてはいかがでしょうか。
もう一度、リンクを添付させて頂きます。
Japan Bio Communityのウェブサイト:
2014年のJBC シリコンバレー・バイオ合宿に関する投稿:
http://www.jbcbio.org/2014/04/jbc-2014_27.html。