TAE緩衝液 (50 x TAE buffer, 10 xTAE buffer)

TAE緩衝液(wikipedia)の作製方法です。

Tris Acetate ETDA つまりTAE bufferです。

名前の通り組成はトリス、酢酸、エチレンジアミン四酢酸であり、

多くの研究室では大量に使用する為に50倍の濃度で作製をしておき、適時、1倍の濃度にするよう水で薄めて使用します。

用途としては主にアガロース電気泳動用の泳動バッファーであり、室温で保存します。

今回は50 x TAE溶液 1リットルを作製するための作製方法を以下に示します。

[Materials]

50 x TAE の調整
試薬もしくは溶液 使用量(1 L) 最終濃度
 Tris  242 g  2 M
 Acetic acid(酢酸)*  57.1 mL  1 M
 0.5 M EDTA(pH=8.0)  100 mL  50 mM

*Acetic acid(酢酸)はGlacial acetic acid(氷酢酸)と書いている参考書もあります。詳しくはwikipediaで。

10 x TAE の調整
試薬もしくは溶液 使用量(1 L) 最終濃度
 Tris  48.4 g  0.4 M
 Acetic acid(酢酸)  11.4 mL  0.4 M
 0.5 M EDTA(pH=8.0)  20 mL  0.01 mM

[Method]]

(50x TAEの場合)

1. 試薬を500 mlほどの水に溶かす。

2. 1 Lになるよう水でメスアップ。

3. 長期保存になることが多いのでオートクレーブをする(任意)。

4. 実際の使用に際しては水で1倍になるよう希釈して使用する。

電気泳動をする際に関してですが、通電をするに際してpHの変化が生じるため参考書などでは、
そのつど泳動バッファーの交換を進めていることが多いです。

しかしながら、泳動の目的よっては、それほど高頻度に取り替える必要はありません。
(もちろん替えたほうがいいですが)

例えばgenotypingなどといったゲルの切り出しなどが必要としない実験の場合が挙げられます。
自身で考えて使用ください。

一方で、TBE buffer(wikipedia)というものも存在しますが、コストパフォーマンスを考えるとTAE bufferに軍配があがります。

また、長めのDNAの分離にはTAE buffer。短めにはTBE bufferと言われてますが、より厳密に行う必要がなければ、多くの場合TAEで対処できてしまいます。

参考文献

バイオ実験イラストレイテッド〈1〉分子生物学実験の基礎 (細胞工学別冊 目で見る実験ノートシリーズ) バイオ実験イラストレイテッド〈1〉分子生物学実験の基礎 (細胞工学別冊 目で見る実験ノートシリーズ)
中山 広樹,西方 敬人秀潤社
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バイオ試薬調製ポケットマニュアル―欲しい溶液・試薬がすぐつくれるデータと基本操作 バイオ試薬調製ポケットマニュアル―欲しい溶液・試薬がすぐつくれるデータと基本操作
田村 隆明羊土社
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