試薬一覧

TBE緩衝液(5x TBE buffer)の調整

TBEとはTris Borate EDTAを指しており、 過去に紹介したTAE Bufferと同様に電気泳動で緩衝液として扱われているバッファーです。 今回はTAE緩衝液との比較と、TBE緩衝液の作製方法を紹介します。

10% SDS溶液の調整

ドデシル硫酸ナトリウム、つまりSDS(Sodium DodecylSulphate)です。 別名、ラウリル硫酸ナトリウム(sodium lauryl sulfate, SLS)とも呼ばれています。SDS自体は様々な場所で使われており、 代表的なものとしては洗剤が挙げられます。 これはSDSが陰イオン性の界面活性剤という特性を持っているためです。今回は10%SDS(w/v) SDS溶液の作り方を以下に示します。

6 N 塩酸(HCl)溶液の調整

塩酸、Hydrochloric anid、HClなどと呼ばれています。研究室では、もっぱらpHの調整に扱われることが多いかと思います。 今回は6N HCl溶液の作成方法を紹介します。

5 N 水酸化ナトリウム(NaOH)溶液の調整

水酸化ナトリウム。 別名、苛性ソーダとも呼ばれております。 (研究室ではほとんど呼ばれることはないように感じますが) 一般的には、 水道の中和剤や、石鹸の製造、 食品関連に至るまで、 ありとあらゆる所で使われております。既に出来合いの溶液を購入していることも多いとは思いますが、 あらためて水酸化ナトリウム溶液の作成方法を紹介したいと思います。

LB培地の調整方法とその歴史

LB培地(Lysogeny Broth medium)は多くの研究に用いられている、 非常にメジャーな培地ではないでしょうか。 今回はLB培地の歴史を少し紹介し、作製方法も示します。

3 M 酢酸ナトリウム(NaOAc)の調整

3M 酢酸ナトリウムの調整方法を示します。無水物と三水和物がありますが、 基本的な実験において用いられるのは三水和物が多いです。 これは三水和物の酢酸ナトリウムが水に溶け易く好んで使われてきた経緯があると思います。 また、以下に紹介するにあたってpH5.2とpH7.0の二通りのmethodを示します。 pH5.2は主にRNA用に、pH7.0では主にDNA用に向いているそうです。

3 M 酢酸の調整

酢酸は様々な所で私たちの役に立っています。 一方、酢酸といわれて思い出すのが酢でしょう。 酢はおよそ3~5%の酢酸が入っており、 私たちがよく言う酢の臭いとはすなわち酢酸の臭いでもあります。 酢酸自体は弱酸であり、 危険物として指定されているため取り扱いには気をつけてください。 研究をする上で、酢酸ナトリウムバッファーなどの作製に使われるのが、3 M 酢酸です。 3 M酢酸の作製法を以下に示します。 3M 酢酸ナトリウムではありませんので混同しないようにしてください。