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化学系実験のための基本操作

京都大学の全学共通科目のページの紹介です。 このページの中には基本操作という項目があり、 基本的な化学操作一覧を動画と解説で紹介しています。 器具の洗浄やガスバーナーの使用法など、 本当に基本的なところから書いてあり、 生命科学系の研究者にとっても役に立つ動画があるのではないでしょうか。 初学の方にもおすすめしていただければと思います。

7.5M 酢酸アンモニウム(NH4OAc)の調整

酢酸アンモニウム(ammonium acetate)溶液の作製方法です。 エタノール沈殿の際に、塩として酢酸アンモニウムを加えます。 同様によく扱われる、酢酸ナトリウムと比べると、 dNTPへの溶解度が高いため、dNTPの除去に有為に働きます。

バイオベンチャーを考える学生必見!? ノバルティスが主催するBioCamp

ノバルティスが主催する「BioCamp」を紹介します。 このノバルティスが運営している学生・研究者向けのイベントがバイオキャンプです。 二泊三日の合宿形式で、各分野のプロフェッショナルから指導を受け、 参加者がチームになって仮想のベンチャー企業を立ち上げ、プレゼンを行います。 バイオベンチャーに興味がある学生や研究者の方には、非常に濃い内容になるでしょう。

PEG溶液の調整

PEGとはポリエチレングリコール(polyethylene glycol)のことです。 エチレングリコールが連続的に重合した高分子化合物(ポリエーテル)になります。 重合の度合いによって、呼び方が代わり50,000を超えるとポリエチレンオキシド。 50,000以下でPEGと呼ばれます。 主にDNAの沈殿に使用され、PEG沈殿と呼ばれます。

情報通信研究機構 生物情報グループによる分子生物学ラボマニュアル

情報通信研究機構(NICT)をご存知でしょうか。 その名の通り情報通信研究を主に行っている総務省直轄の独立行政法人です。 このNICTの中に、生物情報グループがあり、ラボマニュアルをPDFで公開しています。 2013年4月現在のマニュアルを本文章後半に紹介しておきます。リンク先は全て生物情報グループのHPです。

TNEバッファーの調整

TNEバッファーもしくはTENバッファーです。 TE溶液にNaCl(塩化ナトリウム)を加えることで、 生理的な塩濃度に近づけています。

脳を透明化する意義

先日Natureに出た論文でニュースなどにも取り上げられている技術が「CLARITY」です。見事に脳が透明になっています。 透明にすることができると様々な利点がありますが、 中でも重要な点は、蛍光イメージングでしょう。では、その意義とは?