医学系一覧

膵臓を知る

秋田大学youtubeチャネルより「膵臓」です。非常に簡単な動画ですが膵臓を理解するにはとても良いのではないでしょうか。

ほぼ全ての組織・臓器をWebで見れる 組織学カラースライドデータベース

組織学というのはとくに体の作りを知るためには必須なものではないでしょうか ですが、Web上に体系化されて紹介されているものは知られていないことが多いように感じます。 今回紹介するのは、 HE染色をはじめ美しい染色像が、組織別・臓器別に紹介されているデータベースです。

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亡びぬものを

この稿の起筆昭和ニ十二年十二月一日、終筆昭和二十二年一月十七日。白血球数三十一万に達し、全身脱力はなはだしく、意識しばしばもうろうとなるをもって、文意あるいは通じがたいところがあるかもしれないが、読者のご同情とご寛容を願いつつ。ー長崎浦上にて 後記より 亡びぬものを (アルバ文庫) 広島の原爆資料館で買いもとめた。 長崎の原爆経験者で医師である永井隆博士(wikipedia)の作品。 この方が亡くなられたのは昭和二十六年五月一日。 死期を感じつつ白血病の病床の中、書かれた自伝的私小説。 その文章に込められた気持ちは揺るぎないものだと思いました。 作者がキリシタンであるため、愛についての解釈は一貫されています。 では、生きること、それじたいにある人間としての意味はなんなのだろうか。 時間的な記憶より、永久的な価値とは。。。 永井博士は科学には永久的な価値があると書いてありました。 医師として、研究者として、ひとりの人間として死に向かい合う様は心うたれます。 今、原爆というものを知らない私達の世代に伝えるべき人の姿だと感じました。

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からだと免疫のしくみ

入門ビジュアルサイエンス からだと免疫のしくみ (入門ビジュアルサイエンス) 日本実業出版社 免疫学の勉強をするならこれ一冊で十分、 とは、言い切れませんが理解しやすくていいですよ。 先にあげたプロブレムブックに続き、 10年以上前に出版された本です。 だから、これ一冊だけでは心もとない気がします。 まず、これを理解してから、 他の本をやれば、理解のし易さが違います。 Amazonなどで中古なら100円以下で、 販売しているのもあるみたいなので、 とりあえず、とりよせてみてほしい。 その値段以上の価値が絶対に見つかると思います。 とっつきにくい免疫学が図説でわかりやすく、 まさに目で見て覚えるといったイメージ。 免疫学に苦手意識を持つ人に勧めます。

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医学と芸術展

六本木ヒルズは森美術館で開催されていたの医学と芸術展について。 昨年の話ですがとても面白かったです 個人的にはもっとサイエンスよりな内容を勝手に想像していたのですが 副題に”命と愛と未来を探る”と書いてあるだけあって 医学と生命科学に基づいた人のあり方を 芸術という枠組みで表現しているようでした ダビンチの解剖図も見ました カメラのないあの時代、正確に模写する技術はすごいことだと感じました ダビンチはまさに芸術と科学の混ざり合ったところにいたんだと思います 科学と芸術が別れて。それぞれに細分化していった歴史 それが今、また出会おうとしているのでしょうか その一方で芸術として倫理的に認められない世界もあります GFPバニーは考えさせる内容でしたし (蛍光を発するウサギを芸術作品として作った話) 一方で女性が一生で飲む避妊薬で作ったドレスや スーパーヒーローの老後など 現実に訴えかけてくるものも多かったです なんとなくでも興味があれば是非行く価値があると思います 細かい知識なんかいらないです ただ、あたりまえのことがどんなことなのかを感じる世界でした 医学と芸術:生命と愛の未来を探る―ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト

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メルクマニュアル(The Merck Manual Online)

万有製薬株式会社によるサイト。 Merck & Co.の日本法人です。 メルクマニュアルはとても有名らしく、膨大な医学情報をコンパクトに要領良く掲載され、現在まで基礎的・スタンダードな医学書として世界中の医療従事者を中心に活用されている専門書とのこと。 そのメルクマニュアルがWebで使えます。 個人的には使う機会があまりないのですが、 興味のある方は使いやすいと思います。 感想などありましたら教えてほしいです。