試薬一覧

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4% PFA / PBSの調整

4% Paraformaldehyd /PBS の調整方法 切片の固定などによく使われる固定液です。 いわゆる化学固定に用いられます。 同じようにホルムアルデヒドが含まれるホルマリンとの違いについては、 また時間のある時に紹介します。

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10% APSの調整

10% APSの作り方を示します。 APS(Ammonium PeroxodiSulpahate)、つまり過硫酸アンモニウム(wikipedia:英語版)のことです。 (wikipediaより転載) 生命科学系の実験においては、 ポリアクリルアミドゲルの作製の際に、 重合促進剤として用いられております。 実際に、実験を行っている方たちの中には、 重合促進剤とはわかっていても、それがなんなのかわかっていない方も多いかもしれません。

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DEPC 水の調整

RNAの抽出などを行う際に持っておくと非常に便利なのがDEPC 処理水です。 DEPCには非常に強力なRNase阻害効果があるため、RNAを使用する実験には必須です。 最近ではRNAの作業のKitなどにはRNase free waterがセットでついてくることが多いですが、多めにもっておいいてまず損はありません。

PBS(-)溶液の調整

PBS(-)溶液、つまりはリン酸緩衝整理食塩水についての調整です。 今回紹介するのはPBS(-)溶液で、本来のPBS溶液からマグネシウムとカルシウムを除いたものになります。このオリジナルのPBS溶液をPBS(+)溶液。 細胞の洗浄などに使われるPBS溶液をPBS(-)と区別しています。今回はPBS(-)溶液のストック液の作り方を示します。

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1 mM EDTA / PBSの調整

細胞培養等でよく使われるEDTA / PBSの作り方を紹介しています。本サイトでは1 mM EDTA-PBS を紹介いたしますが、一般的には0.02% EDTA-PBSも多い気がします。 0.02% EDTAは濃度にすると大体0.5 mMほどになります。

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DNAの抽出 (Hot-shot method)

簡単、迅速にゲノムDNAを抽出するメソッドです。 ジェノタイピング(genotyping)などの操作を行う際にゲノムDNAの抽出作業が必要になりますが、この操作を知っていると少し楽になるかもしれません。 proteinase K(proK)で一晩とかした後にフェノール・クロロホルム(フェノクロ精製)を用いてDNA精製をする方が一番スタンダードな抽出方法ではないでしょうか? しかしながら、実験の都合上もっと素早くDNAを抽出してgenotypingを行う必要性がある方もいらっしゃるでしょう。 もしくは、大量のgenotypingを余儀なくされている研究者の方にとっても、フェノクロ精製はメンドクサイものだと思います。 金銭的に余裕のある研究室や共同研などの外部施設が充実してい場合ですと、DNA自動分離装置(クラボウ)などの機械が出ておりますが、根本的な解決には至っておりません。 今回、紹介するのは非常に素早くDNAを抽出でき、しかもローコストなメソッドです。 ですが、完全にキレイなDNAを抽出できるわけでなく、参考文献によると"汚い"DNA精製となっております。

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1 M Tris-HCl 溶液(pH 8.0)の調整

今回紹介するのはトリス塩酸バッファーの作り方になります。 使用頻度の高い溶液は作っておいたほうが便利です。 Trisの正式名称はトリスヒドロキシメチルアミノメタン(tris(hydroxymethyl)aminomethane、THAM:wikipedia)と呼ばれています。 このTris-HCl bufferがよく生命科学系でよく使われる理由は簡単で、安価で且つ、緩衝液のpHの適応範囲がおおよ7〜9ぐらいと実験 に適しているためです。 しかしながら、wikipediaにも書いてある通り、一級アミンがタンパク質と反応することや、哺乳細胞に対する毒性などがあります。 そのため、必要に応じてHEPES(pH6.8-8.2)などのほうが便利だったりもします。 HEPESを含むGood bufferは知っておいて 損はないでしょう。

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水のあれこれ

研究をする上で一番良く使っているものはなんでしょうか。 そして、とてもコストがかかっているものはなんでしょうか。 おそらく、それは水だと私は思います。 みなさんはキレイな水を考えたときにどのようなものを想像するでしょうか? おそらくは水道水。もしくは、さらに浄水器でキレイにした水あたりではないでしょうか。 生命科学の実験でも水道水を使います。 でも、水道水にはイオンはもちろんのこと塩素が入っていたりすることもあります。 だから、もっとキレイにします。

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0.5M EDTA (pH8.0)の調整

0.5M EDTA溶液を予め作製しておくと、便利です。 例えば、TAEの作製なんかでも使いますので、是非作っておきましょう。 EDTAとはエチレンジアミン四酢酸で、いわゆるキレート剤です。 生化学の実験においては重金属をキレートするためとか、酵素を不活化させるためとかに使われております。 また、培養上皮細胞にEDTA処理をするとCaでくっついているカドヘリンがほどけてしまいます。