1 M 塩化カルシウムの調整(CaCl2)溶液の調整


(wikipediaより転載)

塩化カルシウムは英語でCalcium Chloride、分子式はCaCl2です。

PBS(+)の調整をはじめとしカルシウム濃度の調節に良くしようされています。

他にも無水塩化カルシウムは乾燥剤、除湿剤として使用されるなどしています。

海水の成分でもあり、毒性も少なく、研究活動においては非常に汎用性のある試薬です。

今回は、1 M 塩化カルシウムの作り方を紹介します。

[Materials]

・塩化カルシウム
無水物 MW=110.98 、二水和物 MW=147.01

・超純水

 
1 M CaCl2 溶液 の調整
試薬  使用量(200 mL)   使用量(500 mL)   最終濃度 
 塩化カルシウム  無水 22.2 g
(もしくは二水和物 29.4 g)
無水 55.5 g
(もしくは二水和物 73.5 g)
 1 M
 超純水  およそ200 mL  およそ500 mL

[Method]

(500 mLの場合)

1.スターラー等を用いて 試薬を400 mLの水に溶かす。

2. 500 mLにメスアップする。

3. オートクレーブし、室温もしくは冷蔵庫で保存する。

実生活においては、

塩化マグネシウムと同様に豆腐作製の凝固剤や食品添加物として利用されたり、

冬期の融雪剤としても使われています。

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PBS(+)の調整

参考文献

 Stock Solutions(PDF), Bisson Lab
 Recipes for Stock Solutions, Havey Lab,
 Wikipedia contributors. “塩化カルシウム.” Wikipedia. Wikipedia, 30 Jul. 2012. Web. 19 Aug. 2012.
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