3 M 酢酸ナトリウム(NaOAc)の調整

3M 酢酸ナトリウムの作り方を示します。

酢酸ナトリウム(wikipedia)は酢酸とナトリウムによってできた塩(wikipedia)です。

wikipediaより転載

無水物と三水和物がありますが、

基本的な実験において用いられるのは三水和物が多いです。

これは三水和物の酢酸ナトリウムが水に溶け易く好んで使われてきた経緯があると思います。

また、以下に紹介するにあたってpH5.2とpH7.0の二通りのmethodを示します。

pH5.2は主にRNA用に、pH7.0では主にDNA用に向いているそうです。

ただし、実際のところpH5.2でほとんど問題なく作業ができているという経緯もあり、

この点について詳しい知見を持っている方がいらっしゃたら参考文献等、ご指導くださると幸いです。

[Materials]

3 M NaOAc の調整
試薬もしくは溶液 使用量(50 mL) 使用量(1000mL) 最終濃度
NaOAc·3H2O 20.4 g 408.1 g 3 M
 超純水 40 mL +メスアップ分 800mL+メスアップ分
 酢酸* pH5.2だと約5.7 mL
pH7.0だと約64 µL
pH5.2だと約114 mL
pH7.0だと約1280 µL

*pH7.0の場合は量が少ないため、必要に応じて希釈した酢酸(3 M 酢酸など)を利用するのをお勧めします。

[Method]

1. 超純水をビーカーに入れてスターラーでまわしながら、 NaOAc·3H2Oを少しずつに入れて溶かす。

2. pHメーターでpHを確認しながら酢酸を加えてゆく(目的のpHを超えないように注意)

3. pHが合ったら超純水でメスアップをする

4. オートクレーブにて滅菌

関連まとめページ

試薬調整一覧 

参考文献

Wikipedia contributors. “酢酸ナトリウム.” Wikipedia. Wikipedia, 1 Mar. 2012. Web. 17 Jun. 2012.
実験プロトコル, Life is fifthdimension
酢酸ナトリウム, BioWiki
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