バンバンカーを利用した細胞凍結法


画像はコスモバイオ株式会社より転載

今回はバンバンカーを利用した細胞凍結法を紹介します。

一般的にはDMSOやグリセロール、血清などを用いることが多いですが、

段階的な凍結(予備凍結)が必要になったり、生存率がよくなかったりします。

バンバンカーは10% DMSO含有の無血清タイプ細胞凍結保存液です。

良い点としては、まず無血清であること。

予備凍結をせず-80℃に入れることが可能であること。

試薬の調整がいらないこと。などが挙げられます。

汎用性が高くバンバンカーで上手く保存がいかない細胞も少ないように感じます。

ES細胞の保存にも上手くいっているそうです。

もちろん悪い点はコストがかかることですね。

[Materials]

・バンバンカー

・対数増殖期に入った培養細胞
増殖期が過ぎた細胞を利用すると生存率が一気に下がります
(接着細胞の事前準備)
トリプシン等を用いて細胞を剥離する。
剥離した細胞は培養液で懸濁しておく。

・保存用チューブ (2 mlが一般的)

[Method]

1. 必要に応じてトリパンブルー染色にて生細胞の細胞数をカウントする。

2. 培養液をチューブにうつして遠心分離。

3. アスピレーターで上清を取り除く。

4. 細胞数が1mLで細胞数が5 x 105〜5×107になるようバンバンカーを加える。

5. 1mLづつ保存用チューブに分注。

6. 予備凍結などせず、そのまま-80℃に保存する。

7. 液体窒素での保存の場合は、12時間以上-80℃で保存した後、液体窒素に移す。

-80℃に保存の際、凍結処理容器バイセル(Funakoshi)を利用すると効果が上がることがあるそうです。

生存率が低い場合などは検討してみるのはいかがでしょうか。

また、保存液に入れてから凍結までの動作は迅速に行ないましょう。


コスモ・バイオ株式会社より転載。

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凍結保存した細胞を起こす 

参考文献

細胞保存凍結液 (コスモ・バイオ株式会社)
細胞凍結保存液バンバンカー (日本ジェネティクス株式会社))
バイオ実験イラストレイテッド〈6〉すくすく育て細胞培養 (目で見る実験ノートシリーズ) バイオ実験イラストレイテッド〈6〉すくすく育て細胞培養 (目で見る実験ノートシリーズ)
渡辺 利雄秀潤社(2003年第一版第六刷)Amazonで詳しく見る
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