1 mM EDTA / PBSの調整

細胞培養を行う際によく使われるのがEDTA-PBSです。

本サイトでは1 mM EDTA-PBS を紹介いたしますが、一般的には0.02% EDTA-PBSも多い気がします。

0.02% EDTAは濃度にすると大体0.5 mMほどになります。

1 mM EDTAを紹介するのは、以前紹介した0.5 M EDTAがそのまま使えるからです。

普段は、これにトリプシンを加えることが多いと思いますが、今回はそれを除いております。

トリプシン処理を行う前にEDTA-PBSのみで処理もしくはwashに使う方もいると思い書きました。

トリプシン含有に関しては、また次の機会に。。。

[Material]

1mM EDTA / PBSの調整
 試薬もしくは溶液  使用量(500 mL)  最終濃度
 0.5 M EDTA溶液*  1 mL  1 mM
 10x PBS(-)  50mL  1x PBS(-)

*一般的な0.02% EDTAを作製したい場合は2% EDTA/PBSを作製しておき、これを100倍希釈で加えるようにする(以下の表を参考にしてください)。

0.02% EDTA / PBSの調整
 試薬もしくは溶液  使用量(500 mL)  最終濃度
 2% EDTA/PBS  5 mL  0.02%
 1x PBS(-)  495  –

[Method]

1. 0.5M EDTAおよび10xPBSを混ぜる。
2. 水で500 mLまでメスアップを行う。
3. オートクレーブして、室温にて保管。

関連記事

・ 0.5 M EDTA溶液の調整

10x PBS(-)の調整

参考文献

バイオ実験イラストレイテッド〈6〉すくすく育て細胞培養 (目で見る実験ノートシリーズ) バイオ実験イラストレイテッド〈6〉すくすく育て細胞培養 (目で見る実験ノートシリーズ)
渡辺 利雄秀潤社Amazonで詳しく見る
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