アスピリンの歴史とバイエル社120周年記念サイト

アスピリンの120周年ということでバイエル社のウェブサイトにて特集が組まれています。

アセチルサリチル酸(アセチルサリチルさん、英: acetylsalicylic acid)は、代表的な消炎鎮痛剤のひとつで非ステロイド性抗炎症薬の代名詞とも言うべき医薬品。ドイツのバイエル社が名付けた商標名のアスピリン(独: Aspirin)がよく知られ、日本薬局方ではアスピリンが正式名称になっている。 via wikipedia

その歴史についてはwikipediaでも十分すぎるほどに情報を得ることができます。

アセチルサリチル酸(アスピリン)の歴史を紐解くと、紀元前に遡ることができます。この頃は、ヤナギそのものが使われていました。ニホンにおいても「歯痛には柳楊枝」といわれ、そのヤナギの薬理作用が知られていたそうです。

ヤナギの木
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ヤナギの鎮痛作用はギリシャ時代から知られていた。紀元前400年ごろ、ヒポクラテスはヤナギの樹皮を熱や痛みを軽減するために用い、葉を分娩時の痛みを和らげるために使用していたという記録がある。 via wikipedia

19世紀にはヤナギからサリチル酸が分離され、解熱鎮痛薬として多用されましたが、胃腸障害を引き起こすという副作用がありました。

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こうした中、1897年(今から120年前)にバイエル社のホフマンがサリチル酸をアセチル化したアセチルサリチル酸の合成に成功、バイエル社はアスピリンとして1899年に商標登録を行います。

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そして、今なおアスピリンは鎮痛薬としては絶対的な地位を築いています。バイエルアスピリンはもちろんですが、例えば私達が服用するバファリンなどもアスピリンが入ってます(一部入ってないものもあります)。気づかないうちに私達の生活はアスピリンに支えられているといえるでしょう。

世界の歴史においてもアスピリンは重要な役割をしていました。是非、バイエル社の120周年のウェブサイトで確認をしてみたらいかがでしょうか。

http://www.bayaspirin.jp/ja/home/120th/ 

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Reference

  • Wikipedia contributors. “アセチルサリチル酸.” Wikipedia. Wikipedia, 1 Jun. 2017. Web. 1 Jun. 2017.
  • Wikipedia contributors. “ヤナギ.” Wikipedia. Wikipedia, 2 May. 2017. Web. 2 May. 2017.
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