細胞の世界を見てみよう。
炎症反応が起きたとき、白血球が毛細血管から出て患部に向かって遊走するのが知られている。
このmovieは白血球が毛細血管から血管壁を脱出するまでに細胞の中では何が起きているかを、CGを用いて示している。
炎症が起きたとき、白血球はセレクチンを炎症がおきた所の血管内皮細胞のセレクチンという受容体を介して、弱い接着を起こして、ローリングをする。
この状態では内皮細胞には接着できても、血管を脱出するには力が足りず、インテグリンが必要になる。
これらのプロセスを介して、白血球は炎症部位へと向かって行く。
このmovieはHarvard大学が細胞生物学を専攻する学生たち教育のために作ったものだそうです。
実際、これを見るだけで、
受容体を介してシグナルが伝達され、そして核内からmRNAが作られ、タンパク質に翻訳され、小胞体からゴルジ体を通り、細胞膜にインテグリンが移動するまでを知る事ができます。
ABCによる解説のmovieもあります。