皮膚は生きている・化粧品と角質のサイエンス

1978年に資生堂によって企画、

小林米作氏によって制作された”皮膚は生きている“という作品が科学映像館にて公開されています。

科学映像館でのコメントでは以下のように紹介されています。

風、温度、湿度、光など、自然環境の変化に対応している皮膚を顕微鏡、接写、シュリーレン、サーモカメラ等によって捉え、生きている皮膚の機能と皮膚の維持に必要な基礎的知識を興味深く紹介しようとするものです。

この作品だけでも十分に面白いのですが、

せっかくですのでバックグラウンドの知識を少し紹介したいと思います。

動画はこちらの知識紹介の後にも見れるよう設置してあります。

私たちの体は皮膚にて囲まれています。

皮膚とは表皮、真皮、そして皮下組織という構造体にてできあがっています。


wikipediaより転載

作中ではこの中でも表皮を構成する角質に焦点が当てられます。

肌がカサカサになったりするということは角質の状態が悪化しているといってさしつかえないでしょう。

角質は皮膚の最外層であり内外を隔てるバリアーなのです。角質は英語でStratum corneum(SC)になります。


wikipediaより転載・編集

角質はいったいどこからできるのでしょうか。

答えは角質の下の層にあります。

Stratum basaleの位置に未分化で増殖能のある表皮細胞(ケラチノサイト)が存在しています。

この表皮細胞が分化をしながら上へ上へと上がっていくのです。

分化の段階に応じていくつかの層に名前がついており、その場その場によって役割も異なっています。

例えば角質のバリアーだけでなく、

タイトジャンクションによるバリアーがが顆粒層(Statum granulosum)にあったりします。

そして、最後には死滅し、角質化を起こし、堆積することで角質ができあがっていきます。


wikipediaより転載・編集

さて、ここまでで角質がどのように生まれてきているかを簡単に紹介いたしました。

作中で使用している培養細胞はこの表皮細胞になります。

私たちの皮膚はこの表皮の層に加えて、

毛や汗腺があり、複雑に関与しあって機能しています。

その点も心にとめておきましょう。

では早速、1978年、資生堂企画、小林米作制作の”皮膚は生きている”をご覧下さい。

Wikipedia contributors. “角質.” Wikipedia. Wikipedia, 1 Aug. 2012. Web. 8 Nov. 2012.
Wikipedia contributors. “皮膚.” Wikipedia. Wikipedia, 5 Nov. 2012. Web. 8 Nov. 2012.
皮膚は生きている, 科学映像館
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